愛犬と楽しむ 牛もつ出汁が決め手の本格スープカレー
「犬のごはんと人のごはん、別々に作るのは正直しんどい」 そんな人に向けた、取り分け前提のスープカレーです。
牛もつでしっかり出汁を取り、飴色玉ねぎとスパイスで香りを作り、最後に隠し味の“味噌”でコクを足します。
犬用は味付け前に取り分けるので、人も犬も無理なく同時に完成します。
犬用の手作り食もきっちりしたものを作りつつ、人間用としても妥協しない、本格的で美味しいスープカレーを作りたい。 牛もつ出汁が効いたうまみ爆弾でごくごく飲めるカレースープとなっています。
一般的なスープカレーは、鶏ガラやコンソメをベースにすることが多いですが、今回は牛もつを使っています。牛もつは脂の甘みとコラーゲン由来のとろみが出やすく、ルーを使わなくても「物足りなさ」が出にくいのが特徴。
また、犬にとっても牛肉のうまみは嗜好性が高く、出汁ベースであれば味付け前に安全に取り分けることができます。
「スパイスに頼らない土台のうまみ」を作るための出汁設計です。
このレシピの3つのポイント
・牛もつ出汁をベースにした、飲めるスープカレー
ルーに頼らず、出汁のうまみで成り立つ軽やかなスープです。
・味付け前に取り分ける設計
犬に不向きな食材や調味料は後工程。
同じ鍋で作っても、無理なく安全に分けられます。
・ 仕上げは隠し味の味噌
和に寄せすぎず、最後にコクだけを足すことで
物足りなさのない味に仕上げています。
分量(人4皿+犬1皿)
たんぱく源
牛もつ(出汁兼用):300g
鶏もも肉(骨なし):500g
※ 牛もつは出汁兼用。鶏肉は犬に与えやすいように今回は骨なしにしています。人間用なら手羽元でも可能です。
野菜
にんじん:1本
かぼちゃ:200g
なす:2本
オクラ:8本
しめじ:1パック
その他
水:1.5L
玉ねぎ:1個(飴色用)
カレー粉:大さじ3(濃さは好みで調整)
味噌(人用仕上げ):小さじ2〜3
作り方
犬用、人用、共通の工程
1.牛もつ出汁を作る
牛もつは一度下茹でして湯を捨て、その後、鍋に水1.5Lと一緒に入れて30分ほど弱めに煮ます。
2.カボチャ、ナス、人参を炒める
かぼちゃ、なす、人参をを油多めで焼き色がつくまで炒めます。
素揚げではなく「油多めの炒め」でOK。
3.具材と出汁を合わせて煮る
牛もつ出汁の鍋に、鶏もも肉と先ほど炒めたかぼちゃ、なす、人参を入れて7分ほど煮ます。
4.オクラ・しめじを加える
下処理したオクラとしめじを加え、さらに3分煮ます。
オクラとしめじは火を入れすぎると食感と色が落ちるので、火を入れすぎないのがポイント。仕上げに近いタイミングで加えています。
5.犬用を取り分ける
ここで犬用1皿分を取り分けます。
鶏肉と野菜中心。
好みでスープにご飯をかけて雑炊のようにすると満足感が上がると思います。
人用だけの工程
6.飴色玉ねぎを作る
フライパンに油を入れ、薄切りにした玉ねぎをじっくり炒めます。
色はしっかり茶色まで。ここがスープの甘みの土台になります。
※玉ねぎはには犬の赤血球を破壊する「アリルプロピルジスルフィド」という成分が含まれています。この成分は加熱しても分解されないため、投入は犬用に取り分けた後になります。
7.飴色玉ねぎにカレー粉を加える
火を弱め、飴色玉ねぎの中にカレー粉を入れて軽く炒めます。 油と熱でスパイスの香りを立たせるのが目的。 焦がさないよう注意。
8.飴色玉ねぎにカレー粉を加え、隠し味で仕上げ
牛もつ出汁の鍋に、カレー粉入り玉ねぎを入れます。 最後に味噌 小さじ2〜3を溶かし入れ、軽く温めたら完成。 煮込みすぎず、最後に溶かすだけがコツです。
味噌は和のイメージが強いですが、実はスパイスとの相性が良い発酵調味料です。味噌に含まれるアミノ酸は、牛もつ出汁のうまみと相乗効果を起こし、スープに奥行きを与えます。
入れすぎると和風に寄るため、小さじ2〜3程度で「コクだけ」を足すのがポイント。“隠し味”というより、“旨みのブースター”という位置付けです。
9.まとめ
犬の手作りごはんは、特別な日だけのものではなく、日常の延長線上にあるほうが続きます。
同じキッチンで、同じ鍋から生まれるごはん。
犬も人も満足できる味に仕上げることは、決して難しくありません。
・玉ねぎは使用しない(犬用取り分け後に使用)
・塩分は後工程
・刺激の強いスパイスは使用しない
・骨は使わず、食べやすい大きさにカット
犬の手作り食で重要なのは、「禁止食材を入れないこと」だけでなく、味付け工程を分離する設計です。
取り分けという考え方を取り入れるだけで、毎日の料理はぐっと楽になります。
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